若者、働き盛り世代のみなさんと政治を変える道を真剣に議論
6月8日、富山市・サンフォルテにて、藤野やすふみ元衆議院議員を招いた「若い世代、真ん中世代で希望の扉をひらく富山ミーティングwith藤野さん」(富山ミーティング)には、県内各地から30人を超える50代以下の方が参加されました。
最初に各分野からの発言。◉医療・介護現場の方は社会保障の削減で事業所の経営が困難になっている問題などについて、◉学校現場からはブラックな労働環境や人手不足、残業代の必要性、高校再編の問題点などがリアルに語られました。◉子育て中の方から、中学校の修学旅行先に万博を選定することやめてほしいと発言されました。
続いて、寄せられた8つの質問(事前と当日)に藤野さんと私・坂本ひろしが回答しました。
- 外国人の土地建物の購入が心配です。留学生に学費援助あるが、国内学生に学費援助無しって聞きましたが本当ですか?
- 福島の反省もなく原発推進へ。電力会社がそこまでして原発に乗り出すのはなぜですか?私たち市民はどのように抗えば良いでしょうか?
- 「赤旗」は頑張っていると思うがもっと親しみやすい紙面にしては?
- 医療現場、介護現場の慢性的な人手不足を解決してほしい。
- 「共産党」「赤旗」のワードに対して恐いイメージを持っている若者や大学生が多い。政策は賛成できることが多いのに、イメージが悪くてもったいない。党名変更を真剣に考えてほしい。
- 消費税は社会保障のために使われていると言われています。現在の税率10%でも日本の福祉は貧弱なのですから、福祉は良くするには北欧くらいに税率を上げないといけないのではないでしょうか?共産党さんが言う消費税減税や廃止となると、相当な額の財源をどうやって確保するのでしょうか?
- 中小企業の資金繰りがゼロゼロ融資だけではなかなか厳しい。さらなる支援の対策は?
- 健康のためにはネオニコチノイドの使用などを減らし有機農業を拡大する必要がある。農業支援は?
質問と回答の様子は、動画をご覧ください。
その後、各テーブルでの懇談を行い各地から参加した20〜50代の方でが政治や社会についての熱心に意見交換しました。
党員からからの声かけで参加した20代女性は、「自分の友達が参政党や維新に傾倒していて何とかしたい」と語りました。
この中で、富山市の男性に「今度の参院選で勝つためにも、今日この機会にぜひ入党を」と声をかけたところ「はい、わかりました」と快く入党申し込んでいただきました。また県西部の20代の女性は、農業を守ることや社会保障を充実させることで共感していただき、「民青で楽しく学んでいきましょう」の訴えに快く加盟されました。
いろいろな人々が集って語り合う場というのは本当に良いなと思いました。最後の感想まとめで同じような趣旨で話したのですが、今日のネット空間で交わされる言葉や情報は非常に表層的・扇動的で、短い言葉で受け手に考える時間を与えず、感情を掴んで一方向へ一気に押し流していくという傾向があります。本来人間は、考えも受け止め方もとても多様なのであって、ネット・SNS空間のこのようなあり方とは合わないものではないかと思います。生身の人間が、対面で相手の息づかいやペースに波長を合わせながら、つまりリスペクトをしながら語り合うということは、大変大事なことだと思います。どれだけ語り合っても、100%考えが一致するとは限らないのですが、それでも良い。そういう幅の広さ、フトコロの広さによって、豊かな集合知をつくりだしていくのではないかと思います。