入院中の夫と1年も面会できていない。「絶対にオリンピックはやめてほしい」
6月18日〜20日の三日間、衆院富山3区キャラバン宣伝と銘打って各地をかけめぐりました。3日間で42箇所から訴えました。
コロナ禍のもとで、オリンピックを中止してコロナ封じ込めに全力をあげようと訴え。専門家も「五輪をやるとしても無観客だ」と指摘しているのに、なぜ菅内閣が「有観客」開催にこだわるのか?ーたまたま北日本新聞(18日付)の記事にあった次の文章を紹介しました。
「官邸筋は、秋に見込まれる衆院選をにらみ『政治決戦を制するため、五輪成功は欠かせない要素だ』と、観客を入れての開催にこだわる姿勢を強調。」
つまり、オリンピックを強行し有観客でやるのは、自民党が総選挙で有利にするためだと。
自民党の「命より自分の選挙が大事だ」との姿勢が明確に表れています。何とおぞましいことでしょうか。
高岡市内で街宣中、ある60代女性が話してくれたことが印象的でした。家から出てこられずっと演説を聞いておられたので、駆け寄ってお話をお聞きしたところ、すごい剣幕で「絶対オリンピックはだめ!」と、怒られているのかと思うくらいでした。よく聞いてみると、夫が癌で昨年来入院をしているのに、感染対策で一度も面会できていないというのです。おそらくディスプレイなどでは会話もできるのでしょうけど、夫と触れ合うことができず、今後癌が進行してもしものことがあれば、夫とふれあうこともできないままにお別れしてしまうことになったら悔やみきれない。そういう思いを語ってくれたのでした。
ツイッターでつぶやいたら、同様の事例で辛い思いをしている人が多いという反応もちらほら。
昨日高岡市内で街宣中、60代の女性と対話になりました。「絶対にオリンピックはやめてほしい」と強い口調でした。聞いてみると、夫が癌で昨年来入院をしていて一度も面会できていない。夫に会えないまま最期を迎えるようなことがあれば悔やんでも悔やみきれない、と。本当にその通りだと思いました。
— 坂本ひろし市民+野党の共闘で政治変えよう (@hi_sakamoto) June 19, 2021
改めて、コロナ禍でのオリンピック開催の理不尽さを痛感します。現在戦われている東京都議選では、日本共産党は「五輪より命」という立場で都民の立場に立った都政をつくること、そのためにも「東京五輪を中止に」と訴えています。