2022年2月27日

ウクライナ侵略を直ちに止めよ!

投稿者: hi_sakamoto

24日、ロシアがウクライナへの侵略を開始しました。国連憲章を無視し平和の秩序を破壊するロシアの行動を厳しく糾弾し、侵略軍の撤退を強く求めます。

ロシアは、親ロシア派が軍事支配する二つの地域が2014年に「独立」を宣言していましたが、このほどこれを正式に認めました。そして、その国なるものがウクライナ政府から攻撃をうけているため、支援要請に応じて集団的自衛権を行使しロシア軍が「平和維持」のためにウクライナへ侵攻するしたというのです。そしてロシアが、ウクライナの軍事化とナチス化を防止するのだと。

ある国の中で反政府武装勢力が独立を宣言し、それを他国が承認し、その独立国の防衛のために国連憲章51条「集団的自衛権」の行使だ理屈づけて攻め入る。これほど身勝手な振る舞いはあるでしょうか。こんなやり方を認めてしまえば、国連を中心として世界の秩序、法のルールを守ることは不可能です。まさに無法地帯になるというわけです。

もし、これを国際社会が「しかたないこと」「やり方は汚いが、軍事大国の動きをとめられない」として、この無法を放置したらどうなるのでしょうか。

ロシア側にも「ウクライナのNATO加盟は約束違反だ」などと言い分はあるのかもしれません。しかし、どんな理由であろうが他国の領土へ軍事力で攻め入ることは許されません。私たちは、国連を中心に世界が団結しロシアの蛮行を阻止しなければなりません。国連憲章に基づいた、国際ルールを無視する者が孤立させられるということを、身をもって分からせることが必要です。

【参考】国連憲章から抜粋

<前文>

「共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保」

<1条「目的」>

「国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞(おそれ)のある国際的の紛争又は事態の調整又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現する」

「人民の同権及び自決の原則の尊重に基礎をおく諸国間の友好関係を発展させる」
「経済的、社会的、文化的又は人道的性質を有する国際問題を解決することについて、並びに人種、性、言語又は宗教による差別なくすべての者のために人権及び基本的自由を尊重するように助長奨励することについて、国際協力を達成する」

<1条「原則」>

「すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危くしないように解決しなければならない」
「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」
「すべての加盟国は、国際連合がこの憲章に従ってとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合の防止行動又は強制行動の対象となっているいかなる国に対しても援助の供与を慎まなければならない」

国連憲章は全文はこちらから。国際連合広報センター国連憲章テキスト

予断を許さない厳しい状況ですが、世界の世論を広げ、実効ある経済制裁を行い、政治的にもプーチンを追い詰める必要があります。

26日午後、富山市荒川東部交差点において、党富山県委員会青山了介常任委員、党富山地区委員長の高橋渡地区委員長らとともに、街頭から「ウクライナ侵略糾弾」を訴えました。