2022年7月11日

2022.7.10参議院議員選挙結果をうけて

投稿者: hi_sakamoto


参議院議員選挙が終わりました。残念ながら富山選挙区では、坂本ひろしは26,493票、得票率6.01%を獲得しましたが、当選に至りませんでした。

全国的には、日本共産党は、東京選挙区の山添拓さんが当選し、比例代表では田村智子さん、いわぶち友さん、にひそうへいさんの3名が当選しましたが、比例獲得目標5議席に到達せず、現職の大門みきしさん、たけだ良介さんが落選という残念な結果となりました。富山県を活動地域にする、たけだ良介さんを当選させられなかったのは痛恨の極みです。

戦争と平和ー軍事対軍事という際限のない軍拡競争、敵基地攻撃、核兵器共有に未来はなく、憲法9条を生かした平和外交でこそ真の平和が実現できること、その保証は、命懸けで反戦平和のたたかいをつづけて100年の歴史をもつ日本共産党が大きくなることであるとの主張は、有権者に響いたと実感しています。

また、くらしを守るという点については、新自由主義的な社会づくり、人間に冷たい社会が暮らしも経済も疲弊させ破壊してきたこと、ここに異次元の金融緩和による激しい物価高騰が襲いかかったことを明らかにしました。そして、その政治を根本から転換し、人にやさしくあたたかい政治をつくることこそが必要だと強調しました。その上で、消費税減税や賃上げなどを財源も示して訴えたことは、県民の心をとらえたと確信しています。
ウクライナ戦争に端を発して、平和な日本と世界への願いや模索がかつてなく強まり、また、連動した暮らしの困難や不安など絶望感も高かった中での選挙戦でしたので、多くの有権者の真剣な視線を感じる中での戦いでした。

この訴えが浸透する条件も可能性もありましたが、それを広げぬき党の目標とする得票にまで伸ばすことができませんでした。率直に言って、力不足だったと思います。

選挙区では、候補が6人となったことや野党共闘が成功していない中で、「自民一強」「決まった選挙」という捉え方が強まるなど、自民現職に有利になったと考えられます。

新しい層、若い世代への働きかけについてはSNSでの発信の強化を行いました。若い世代や無党派層などへ、どの程度浸透できたかの検証はこれからですが、一定の反応が見られました。

当面の政治課題は、軍拡への加速、暮らし破壊の流れを食い止めるための取り組みがもとめられますが、とりわけ改憲発議を狙ってくるでしょうから、それをさせないための国民的運動を広げるために力を尽くさねばならないと考えます。

この夏以降の地方選挙、そして来春の統一地方選挙ー県議選では2議席から3議席へーにむけ、取り組みを直ちに開始・加速していく決意です。