共産主義をテーマにした絵本がほしい。おお!そ、それが必要だったんだ!
先日「しんぶん赤旗」読者の方とお話をする機会がありました。
その際、「坂本さん。共産主義のことを書いた絵本ってないんですかね?」と唐突に投げかけられました。
「えっ?絵本?」と一瞬私の思考回路が止まってしまって、どう答えたら良いのかがわかりませんでした。
その方曰く
「共産主義ってよくわからないんですよね。それを子どもに説明しようとしてもできないから、絵本があればすごくわかりやすいし、大人の自分もわかると思うんですよ」
その意外な提案に、「そんな観点は全くなかったなあ」と、深く深く唸った自分がいました。
そして、なるほどそうだな!と合点したのでした。
このことを以下のようにTwitterで呟いたところ、どんどん「いいね」、「RT」が繰り返され、「良い提案、具体化してほしい」「漫画で読む 日本共産党綱領もあればよい」といった言葉も寄せられています。
#しんぶん赤旗 読者の方との会話。
「共産主義をわかりやすく説明した絵本はないんですか?」
「えっ?絵本ですか⁉︎」
「そう。子どもに説明しようにも説明できないんで、党の方で絵本を作ってもらえれば助かるんですけど。進化論も絵本になっているんですよ。」
なるほどその観点はなかった。
— 坂本ひろし市民+野党の共闘で政権交代!(富山3区) (@hi_sakamoto) December 28, 2021
日本共産党の前進を願って、名前を変えたらどうかというご提案も多くあります。中国共産党やソ連共産党などのイメージが悪すぎるということがあるのでしょうけど、名前を変えたところで、「日本共産党が目指しているのが中国やソ連のような社会ではないか」といった誤解を解かない限り根本的な解決になりません。
中国は社会主義でも共産主義でもないし、中国共産党やソ連共産党、朝鮮労働党はマルクスなど先達たちが自由や民主主義を花開かせる社会をめざしてたたかった運動とはまったく別物の政党です。多くの人が「中国共産党こそ共産党の名に値しない」という理解に到達しない限り、日本共産党が「日本協同党」と名を変えようが、「日本共生党」と名を変えようが、「日本コミュニズム党」と名を変えようが、問題の解決は絶対に無理なのです。
だから、共産主義というのはどういうものかを、マルクスやエンゲルスが確立した科学的社会主義の根本に立ち返って理解を広げること、そのための粘り強い努力が本当に必要なのだと思います。
そのために、さまざまな手段を用いて「共産主義とは」「日本共産党綱領とは」を語り広げていく必要があるのですが、その際に、漫画や絵本やYouTubeなどの動画を用いて、できるだけ多くの国民の皆さんに丁寧に、予備知識がない人にもスッと入ってくようにしていく必要があるのだと思います。
その意味で、今回の「絵本で共産主義」の提案は非常に時宜にかなった提案だったのだろうと思います。
さかもっち〜ず トーク!でその辺のところを少し語りました。